政治

2017年1月17日 05:53

東南アジア歴訪の安倍総理「米国の関与は不可欠」

2017年1月17日 05:53

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 東南アジアなどを歴訪中の安倍総理大臣が記者会見し、外遊の成果を強調しました。

 今年、初めての外遊はアメリカと中国を強く意識したものでした。
 安倍総理大臣:「地域の平和と繁栄のためには米国のコミットメントが不可欠だとの考え方のもと、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。(トランプ次期大統領と)就任後、できるだけ早い時期に会いたい。日米首脳会談を行いたいと考えています」
 今回の外遊では、TPP(環太平洋経済連携協定)参加国のオーストラリアとベトナムの国内手続きを後押しました。脱退を表明しているトランプ新政権を心変わりさせる狙いがあります。フィリピンやインドネシアでは、中国が進出を強める南シナ海問題で連携して対応することで一致し、法の支配と平和的解決の重要性を確認しました。しかし、フィリピンのドゥテルテ大統領は日本と中国をてんびんに掛けるしたたかさがあり、安倍総理が1兆円の経済支援を表明したものの、どこまで取り込めたかは分からないのが実情です。安倍総理は外遊の成果を携え、調整を続けているトランプ次期大統領との会談に臨みます。

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