“退位”で論点公表 「一代限り」にじませ[2017/01/23 18:52]

 今の天皇陛下一代に限って退位を認めることを強くにじませています。

 (政治部・柊知一郎記者報告)
 天皇陛下の退位を巡る有識者会議が終了し、論点の整理が公表されました。
 安倍総理大臣:「国の基本、そして、長い歴史とこれからの未来にかけての極めて重い課題だ。しっかりと議論をしなければならない」
 退位については、特定の結論は明記していません。「今の天皇陛下一代限りの退位を認める場合」のほか、「将来の天皇にも適用する場合」を併記し、それぞれメリットとデメリットを並べています。ただ、「一代限り」の場合には、その時の天皇陛下が抱える事情や世論によって「国会等で判断することが国民の意思を的確に反映し得るのではないか」などのメリットが多く示されています。安倍総理は24日、衆参両院の議長らに報告し、各党の議論の取りまとめが本格化します。有識者会議も、「高齢」に対する医学的見地や退位した後の天皇の称号なども加えて議論を進めます。

こちらも読まれています