天皇陛下の退位を巡る有識者会議が論点を公表[2017/01/24 00:05]

 天皇陛下の退位を巡る有識者会議が論点を公表しました。退位を認めるとした場合、今の天皇陛下に限ることが妥当との考えをにじませています。

 有識者会議・今井敬座長:「この論点整理によって、国民の皆様の間で今回の問題に関する論点、課題についての理解が深まることを期待致しております」
 論点整理は恒久的制度に多く課題を並べた一方で、今の天皇陛下一代限りとした場合、仮に将来、退位について考えるべき状況があっても「その時の国民の意思を最も的確に反映できる」などの積極的な意見を挙げました。一方で、論点整理では、皇室典範の改正や特例法の制定など法整備については踏み込んでいません。有識者会議は今後、退位した場合の天皇陛下の立場や称号などを検討するため、来月以降、専門家からヒアリングを行うなどして4月にも最終報告をまとめる予定です。

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