“格差”などで論戦も 補正予算案きょう衆院通過へ[2017/01/27 11:51]

 国会では、補正予算案の審議が行われています。民進党は長時間労働や格差の是正などについて、安倍総理大臣を追及しました。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 民進党は働き方改革のなかで、政府が残業時間の上限を規制しない職種を作ろうとしていることは矛盾していると追及しました。
 民進党・井坂衆院議員:「間違いなく長時間労働が増えるような働かせ方を拡大する。これでは電通のような事件は防げないのではないか」
 安倍総理大臣:「労働基準法改正案は働き過ぎを防止するための施策を講じている。その意欲や能力を発揮できる新しい労働制度の選択を可能とするものだ」
 また、長妻衆院議員は「生活保護家庭の子どもの4人に1人が再び生活保護になっている」という調査結果を示し、格差の固定化が進んでいるのではないかと指摘しました。これに対し、安倍総理は「アベノミクスを加速させ、成長と分配の好循環を作り上げていく」と強調しました。補正予算案について、民進党や共産党などは2兆円近い赤字国債を発行していることなどに反対する方針ですが、与党などの賛成多数で27日夜に衆議院を通過する見通しです。

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