がん治療と仕事の両立困難と考える人 6割超える[2017/01/30 05:57]

 がんを発病した場合、仕事と治療の両立が困難だと考える人の割合が6割を超えていることが内閣府の調査で分かりました。

 内閣府が行った世論調査によりますと、がんを発病した場合、治療や検査のために2週間に1回程度、通院しながら働ける環境が整っているかという質問に64.5%の人が「そう思わない」と答えました。これは2014年の前回調査から横ばいで、仕事と治療の両立が依然として難しいと考えられている状況が浮き彫りになりました。また、がん患者が働き続けるにはどういう取り組みが必要か尋ねたところ、52.6%の人が「短時間勤務の活用」、46.0%の人が「柔軟な休暇制度」と答えました。政府が働き方改革の一環として実現を目指している治療と仕事が両立できる環境の整備が急務です。

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