安倍総理「しっかりと反論」 自動車貿易問題で[2017/01/31 11:51]

 国会では補正予算案の質疑が続いています。31日も、安倍総理大臣がトランプ大統領とどう向き合うかが大きな議論となりました。

 (政治部・安間由太記者報告)
 安倍総理は、トランプ大統領が日本との自動車貿易について「公平ではない」と批判を強めていることに対し、来月の首脳会談の場で「しっかりと反論をしたい」と話しました。
 安倍総理大臣:「win−winの関係なんだということで、一方が利益を得ているだけではなくて、お互いに裨益(ひえき)していることをしっかり説明し、反論すべきところは反論していきたい」
 安倍総理は先週の電話会談ですでに、日本の自動車産業がアメリカの雇用に貢献していることを説明していますが、改めて首脳会談でも日本の立場を訴える考えです。また、安全保障政策について、アメリカが日本を防衛する義務を定めた日米安保条約第5条を再確認する考えを示しました。尖閣諸島が防衛義務の適用対象ということを確認する狙いです。補正予算案は31日午後の委員会と本会議で採決され、与党などの賛成多数で可決・成立する見通しです。

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