石破氏ら自民重鎮が異論「退位は皇室典範改正で」[2017/02/01 00:05]

 自民党の石破前地方創生担当大臣は、天皇陛下の退位について、皇室典範を改正するべきだという考えを示し、一代限りの特例法を軸に検討する政府に異論を唱えました。

 自民党は、すべての議員を対象に、文書による意見を受け付けています。石破氏は文書で「一代に限るものではなく、恒久的に厳格な要件のもとに生前のご退位を認めるべく、皇室典範を改正することが至当である」と主張しています。そのうえで、「皇室典範の改正をしないままに生前退位を可能にすることは、憲法に抵触する恐れが極めて大きい」と指摘しています。さらに、安定した皇位継承のため、「女系天皇の可能性もあえて追求すべきだ」と主張しています。また、村上元行革担当大臣も皇室典範改正を求めていて、党内の重鎮がそろって政府に異論を唱えた形です。

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