3日も国会では、いわゆる「共謀罪」について民進党が追及しました。
民進党・山尾衆院議員:「危険性も分からないような薬品を入手する行為も含めて、全部に網をかけるような、そんな共謀罪を作ろうとしている」
安倍総理大臣:「全く分からないのに、勝手に恣意(しい)的に一網打尽にするということは全くない」
金田法務大臣:「テロリストが人を殺すためにどんな薬品を使用するのか予測できない。明確な法案を作るべく現在、検討をしている。出てきた段階でしっかりと実務家も入れて議論しようじゃないか」
民進党は、ハイジャックや薬品を使ったテロなどの具体例を挙げて「現行法で取り締まることが可能だ」と主張し、新たな法案は必要ないと訴えました。しかし、政府は「法案は検討中」と繰り返すだけで内容に触れず、議論はかみ合いませんでした。一方、安倍総理は検討中の法案について、犯罪の合意があっても、準備がなければ逮捕されることはないと強調しました。
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