従来の“同盟関係”維持 日本政府「大成功」と安堵[2017/02/04 16:40]

 日本を訪問しているマティス国防長官は4日、稲田防衛大臣と会談しました。日本政府は、今回のマティス長官の来日をどう捉えたのでしょうか。

 (政治部・安西陽太記者報告)
 マティス長官がアメリカ軍の駐留経費について「日本の負担は他の同盟国のお手本で、見習うべきだ」と評価したことで、政府関係者からは「正直ほっとした」と安堵(あんど)の声が漏れています。というのも、稲田大臣は2日間で3時間半以上、マティス長官と顔を合わせました。3日夜の安倍総理大臣も途中から参加した食事会では、マティス長官とステーキを食べてワインを飲みながら意見を交わし、信頼関係構築に力を注ぎました。中国についてもかなりの時間を割いたようです。日本政府としては、尖閣諸島に日米安保条約が適用されると改めて確認することが大きな課題の一つでした。トランプ政権でも日米の同盟が揺るがないことを示した形です。政府関係者は、今回の会談について「信頼関係を醸成できて大成功」だと話していますが、来週末には安倍総理とトランプ大統領との首脳会談が控えています。そこで再び、駐留経費問題も話し合われる可能性もあるため、引き続きアメリカ側の発言を見極めていく必要がありそうです。

こちらも読まれています