「破棄」一転、南スーダン自衛隊の日報が見つかる[2017/02/07 23:48]

 防衛省はこれまで「破棄した」としていた南スーダンでPKO(国連平和維持活動)にあたる陸上自衛隊の日報が「見つかった」と明らかにしました。

 稲田朋美防衛大臣:「防衛省として文書を探索しきれなかったことについては、十分な対応ではなかったというふうに認識を致しております。これは法律上は問題がないということでありますので、隠蔽でも紛失でもないということです」
 公開されたのは去年7月11日と12日の日報で、アフリカ・南スーダンの首都ジュバで200人以上が死亡した大規模な戦闘が起きた時期のものです。防衛省はこれまで、情報公開請求があった際にこの時期の日報は陸上自衛隊では見つからず、「破棄した」と説明していました。しかし、範囲を広げて捜したところ、日報の電子データが見つかったということで7日に内容を公開しました。日報では「国連活動の停止」の可能性が指摘されるなど、当時の緊迫した状況が報告されています。稲田大臣は今後、こうした日報などの文書を一定期間、保管するとしました。

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