衆院予算委 待機児童問題や“共謀罪”などで論戦[2017/02/17 11:51]

 国会では待機児童問題や社会保障などをテーマに、野党が安倍総理大臣を追及しています。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 民進党の山尾衆院議員は、待機児童ゼロをいつまでに実現するのか安倍総理に迫りました。
 民進党・山尾衆院議員:「ここで塩崎大臣に答えさせたら、総理、自分は何年までに待機児童をゼロを目指すか分からないことを自白したことになります」
 安倍総理大臣:「そんなに興奮しないで下さい。すぐに答えられなかったからといって一本取ったように感じるのは、充実した審議とはほど遠い審議と言わざるを得ない」
 また、いわゆる「共謀罪」を巡っては、政府は、正当な活動をしている団体や人であっても犯罪の実行を目的とした「組織的犯罪集団」に変化したと認められれば「対象となる」としていることが明らかになりました。これに対して、野党は「捜査当局の判断次第では一般の人が処罰される恐れがある」と反発を強めています。政府は法案の提出に向けて、対象となる犯罪の数を676から277に減らした案を与党幹部に提示して調整に入っています。

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