総理「働く方の立場守る」 裁量労働制の拡大めぐり[2017/02/17 16:40]

 安倍総理大臣は、「働き方改革」を巡り、実際の労働時間ではなく一定の時間働いたものとみなして賃金を払う裁量労働制の拡大について、「働く方の立場をしっかりと守る」と強調しました。

 民進党・長妻昭衆院議員:「労働の法規の規制を緩和すると、結局、しわ寄せは弱い立場の働く人にくる。こういう法律、撤回をぜひして頂きたい」
 安倍総理大臣:「この制度の対象となる人がこうした業務を自らの裁量で遂行できる知識や経験を有する人に限定される。働く方の立場をしっかりと守っている」
 民進党は、政府が労働基準法を改正して裁量労働制の対象となる職種を拡大しようとしていることに対して、「ブラック企業合法化法案になりかねない」と批判しました。これに対し、安倍総理は「自立的で多様な働き方を可能にする」として本人の同意が必要であることや健康管理をしっかり行うことを強調しました。

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