南スーダン日報 稲田大臣が保存期間延長を検討[2017/02/20 17:01]

 南スーダンでPKO(国連平和維持活動)活動を行っている陸上自衛隊の日報に関して、稲田防衛大臣は、日報の保存期間を「1年未満」から延長することも含めて見直しを検討する考えを示しました。

 稲田防衛大臣:「日報の保存期間が1年未満でいいのかどうかも含めて検討して参りたい」
 また、防衛省が「廃棄した」と説明していた日報が自衛隊の指揮・命令を担う統合幕僚監部に電子データですべて保存されていたことを受けて、野党側は「統幕が情報を隠蔽していたのではないか」と追及しました。稲田大臣は当時、統幕に対して日報の有無に関する情報の照会があったことを認めたうえで、「その時点で日報の存在を知っている人はいなかった。統幕内で探索しなかったのは不十分だった」と述べました。しかし、「隠蔽の意図はなかった」と改めて強調しました。一方、防衛省内にこの問題の調査委員会を設置することについては「私が事実確認し、しっかり指導していきたい」と述べて否定的な考えを示しました。

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