“諸問題”追及も…予算案は衆院通過・年度内成立へ[2017/02/27 11:52]

 国会では2017年度予算案の審議が大詰めを迎えています。安倍政権に対し、野党は南スーダンPKO(国連平和維持活動)の日報が廃棄されていた問題やいわゆる「共謀罪」、文部科学省の「天下り」に加えて国有地が格安で売却された問題などで追及を重ねていますが、予算案自体は27日に衆議院を通過し、与党側の思惑通り年度内に成立の見通しです。

 (政治部・延増惇記者報告)
 予算委員会が続いていますが、民進党は「森友学園の問題」を追及しました。
 民進党・福島衆院議員:「抗議だけでなくて、総理が関わっていない。関わっていれば職を辞すという覚悟で行うのであれば、抗議でなくて明確な法的な措置を取るべき」
 安倍総理大臣:「ホームページを消したり怪しいと言ったが、ホームページを消したのは私でも私の家内でもない。一生懸命、印象操作されているが何もない」
 安倍総理は、森友学園が取得した土地について「私も妻もこの売買に絶対に関わっていない」と重ねて強調しました。予算案は夕方、衆議院本会議で採決されます。与党の賛成多数で可決され、参議院に送付されますが、憲法の規定により、年度内の成立が確実となりました。民進党幹部は「森友学園の問題が予算に関わる」として参議院でも引き続き追及する構えです。

こちらも読まれています