「原発ゼロ」まとまらぬ民進 “蓮舫降ろし”の声も[2017/03/01 11:50]

 民進党は、2030年代としてきた「原発ゼロ」達成目標の前倒しについて、12日の党大会での発表を断念しました。背景に何があったのでしょうか。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 蓮舫代表が民進党の反転攻勢のきっかけにしたかった原発ゼロの前倒しですが、党内や連合の反発を受けて結局、先送りに追い込まれました。
 民進党・笠国対委員長代理:「色々と党内で両論があるなかでの調整が足りなかったんじゃないか。その運び方というものにやや拙速な点があったんじゃないか」
 党大会で決定される活動方針案では、「一日も早く原発に依存しない社会の実現を目指す」となっていて、執行部が検討していた「2030年ゼロ」の文字はありません。脱原発派の議員は不満をあらわにしていて、「もう、これで7月の都議選の後に代表を降りてもらうしかない」といった声まで上がっています。ただ、蓮舫代表としては原発ゼロの時期を前倒したい考えに変わりはありません。次は、解散のタイミングをにらみながら選挙公約での打ち出しを目指す方針です。

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