安倍総理 3選出馬可能に…連続3期9年に延長決定[2017/03/05 11:51]

 自民党は現在、開かれている党大会で、総裁の任期をこれまでの連続2期6年から3期9年に改正しました。これで安倍総理大臣の総裁の3選目への出馬が可能になりました。

 (政治部・神田翔平記者報告)
 安倍総理は、トランプ大統領との会談の成果を示すなど長期政権に意欲を示しました。任期延長で安倍総理が来年の総裁選挙で再選されれば、最長で2021年9月まで勤めることも可能になります。二階幹事長は、すでに安倍総理の総裁再選を支持する意向を示していて、「安倍一強」の体制は当面、揺らぐ気配がありません。運動方針では「憲法改正の発議に向けて具体的な歩みを進める」と踏み込んでいます。安定した政権のなかで憲法論議を加速させたい考えですが、同じ与党の公明党の山口代表は「国民の期待に謙虚に応える誠実な営みが要求される」としていて、与党内でも歩調を合わせていく必要がありそうです。長期政権が可能になるなか、さまざまな課題に対してどう取り組んでいくのか、安倍総理の手腕が問われます。

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