「森友問題」で稲田大臣答弁に疑惑 野党が辞任要求[2017/03/14 11:46]

 森友学園の問題で、過去に顧問弁護士として名を連ねていたのではないかと野党から質問された稲田防衛大臣。13日は「裁判に出たことはない」と強気に否定していましたが、14日に新たに、実際に裁判に出廷していた記録の存在が浮上。稲田大臣は国会で再び野党の追及を受けることになりそうです。

 (政治部・高松亜也子記者報告)
 稲田大臣は13日とは一転して、森友学園の裁判に出廷した可能性があると述べました。
 稲田防衛大臣:「担当の夫の都合がつかずに代わりに出廷したことがあるのではないかと今、推測している」
 稲田大臣は、13日の答弁について「記録がないと言い切ったのはそれほど記憶にないということ」だと述べ、「虚偽の答弁をしたつもりはない」と主張しました。さらに、この件で辞任する考えはないと強調しています。また、こうしたことについて安倍総理大臣や菅官房長官に対して説明を行ったほか、参議院予算委員会の理事会にも出席し、13日の答弁との食い違いを説明しました。
 民進党・山井国対委員長:「国民に嘘をついていたということ。全く防衛大臣の資質はない」
 民進党などはPKO(国連平和維持活動)など、今までの答弁の信憑(しんぴょう)性も問われるとして、辞任要求も含めて徹底追及をしていく方針です。

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