国会はきょうも“森友問題”自民党「幕引き」戦略は[2017/03/29 11:49]

 自民党は、森友学園の籠池理事長の証人喚問での証言に偽証の疑いがあるとして調査を始めるとともに、問題の収束を図ろうとしています。

 (政治部・大瀧翔子記者報告)
 菅官房長官は29日の答弁でも、安倍総理夫人の関与についてきっぱりと否定しました。
 民進党・斉藤参院議員:「これまで総理は、総理夫人は森友学園の土地の取り扱いには一切、関与をしていないと明言してきたが、その見解は今でも変わらないか」
 菅官房長官:「総理夫人の行為は土地の取引とは関係なく、そもそも犯罪や違法性がある行為でもないと承知している」
 自民党は籠池氏の証言について、虚偽の疑いが強いとして国政調査権の発動や偽証罪での告発も辞さない構えです。一方で、民進党も籠池夫人のメールで、辻元議員が森友学園の敷地に無断侵入しようとしたと指摘され、釈明を求められる事態となっています。ある自民党幹部は、内閣支持率が心配したほど下がっていないと受け止め、「森友問題も底を打ってきたのではないか」という見方を示しています。「テロ等準備罪」の法案などを抱える政府・与党としては、早期にこの問題の幕引きを図りたい考えです。

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