「森友問題」でまた泥仕合 “共謀罪”審議に影響も[2017/04/13 11:50]

 森友学園の問題を巡って、また泥仕合です。衆議院の厚生労働委員会で介護保険の法案を審議していたところ、民進党側が突然、森友問題の質問を始めたため与党側が反発。急きょ、法案の採決を強行しました。民進党側は「森友隠しだ」と批判していますが、与党側は「法案と無関係な質問はしないという合意が破られた」と強調。与野党の溝は深まるばかりです。

 (政治部・神田翔平記者報告)
 国会正常化に向けて与野党による国対委員長会談が行われましたが、決裂しました。会談では、12日の厚生労働委員会の採決強行について、竹下国対委員長から遺憾の意が表明されたものの、「与野党ともに非があった」として明確な謝罪はありませんでした。このため、13日午後1時から予定されていた本会議もかなり遅れる見通しです。今後、さらに国対委員長間で話し合うこととしています。先週も法務委員会の理事懇談会で自民党の議員が机をたたいて退席したことが問題となって、竹下委員長は謝罪を迫られる事態となりました。今国会で、「テロ等準備罪」の成立を目指す自民党が力めば力むほど空回りが続いていて、審議日程に影響する事態が続いています。

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