「テロ等準備罪」野党は金田大臣追及 本格審議前に[2017/04/17 11:51]

 いわゆる“共謀罪”、「テロ等準備罪」を新設する法案の審議が19日から本格的に始まるのを前に、野党側は17日の国会でも金田法務大臣を徹底追及しています。

 (政治部・高松亜也子記者報告)
 野党は「共謀罪の対象犯罪を277に絞った根拠を説明すべき」だと迫りましたが、金田大臣は具体的には答えませんでした。
 民進党・山尾衆院議員:「277という数の根拠も言えない。基本的な質問じゃないですか」
 金田法務大臣:「277、具体的に(質問)通告は頂いていない。通告を頂ければ私どももお答えできると」
 山尾議員は「モーターボート競走法や野生動物に関する法律など、テロに関係ない法律が含まれている」と指摘しました。それに対して、金田大臣は「テロ集団などの資金源になるからだ」と説明しました。ただ、「細部については法案作成に携わった政府参考人も呼んでほしい」と述べるなど、具体的に答えない場面が目立ちました。政府は国会審議を通して共謀罪に対する国民の不安をなくしたい考えですが、狙い通りにはなかなかいかない状況です。

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