一般人も捜査対象になるか?“共謀罪”本格審議入り[2017/04/19 17:18]

 いわゆる「共謀罪」を巡る本格審議が始まり、国会が紛糾しました。19日の論戦のポイントは何だったのでしょうか。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 ポイントの一つとしては「一般の人が捜査の対象となるかどうか」ということでした。金田法務大臣は「組織犯罪集団と関わりがなければ、疑いが生じないので捜査の対象とはならない」と答弁しましたが、野党側は納得しませんでした。この問題は引き続き論点となりそうです。ただ、19日は法案の中身よりも官僚の答弁を許可するかどうかもポイントとなりました。与党側にしてみれば、金田大臣が悩みの種で、「捜査の実務に関しては官僚が答弁すべき」という理屈で助け船を出したいところです。野党側は官僚の答弁は原則拒否です。答弁の不安定さが目立つ金田大臣に集中砲火を浴びせて政権にダメージを与える戦略で、議論の入り口から与野党が対立する場面が目立ちました。

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