中川氏女性問題 国会審議に影響 身内も離党要求[2017/04/21 11:50]

 自民党の中川俊直衆議院議員が女性問題で経産政務官を辞任したことを受けて、国会の審議が21日もストップするなど混乱が収まりません。

 (政治部・延増惇記者報告)
 21日午前中に予定されていた衆議院の経済産業委員会は開催されませんでした。野党側は中川氏が政務官を辞任した理由の説明がないとして、世耕経産大臣や萩生田官房副長官の出席を求めています。こうしたなか、自民党では中川氏の離党を求める動きが強まっています。
 自民党・高村副総裁:「政府・与党の側から、緩みたるみ、不届きものが出ないように、一人ひとりが身を律していくことが大切だ」
 中川氏の進退について、自民党幹部は21日午前、「きょう中に決着する」との見通しを示しました。一方、「テロ等準備罪」を審議している衆議院の法務委員会でも野党側は攻勢を強めています。特に官僚が答弁者になることを巡って、与党側が採決を強行したことに反発しています。野党側は、21日午後に国対委員長会談で与党側に抗議する方針です。

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