合唱団は犯罪集団か “共謀罪”の国会審議続く[2017/04/22 07:04]

 いわゆる“共謀罪”、「テロ等準備罪」の審議が国会で続いています。野党側は「合唱団」が「組織的犯罪集団」とみなされるのではないかという懸念を指摘しました。

 民進党・枝野幸男氏:「アマチュアの合唱団とかオーケストラ、これも(楽譜を)ただでコピーして皆で歌おうねというのは組織的犯罪集団に当たり得ることはないと言えます?」
 法務省・林刑事局長:「その集団が著作権法違反を目的としてそれで結合をしているという認定はなかなかできないのではないかと思いますので、そういった場合に組織的犯罪集団に当たることは考えにくい」
 政府は「犯罪の実行を共同の目的としていることが認められなければ、組織的犯罪集団とは認定されない」と強調しましたが、野党側は拡大解釈される恐れがあると批判しています。また、政府は、組織的犯罪集団に認定された集団に所属していても犯罪の計画や準備に無関係な人は構成員とは認められず、処罰の対象にはならないという見解を示しました。

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