与野党の狙いが異なるも…国会大幅延長不可避か[2017/05/18 11:50]

 「テロ等準備罪」、いわゆる“共謀罪”法案を巡って国会では、まもなく金田法務大臣の不信任案が採決されます。終盤国会の行方はどうなるのでしょうか。

 (政治部・延増惇記者報告)
 不信任案は、本会議場で与党側の反対多数で否決される見通しです。一方、民進党は加計学園問題を取り上げ、「総理のご意向」と記された文書を巡って攻勢を強めています。
 民進党・宮崎衆院議員:「内閣府から、これは総理の指示ですよって伝えられたって話でしょ、間接的に」
 義家文科副大臣:「了解していない文章を私が評論する立場にない。本物か本物じゃないか、事実なのか事実じゃないかの確認作業を行っている」
 与党側からはすでに、いわゆる“共謀罪”法案を今の国会で成立させるためには会期の大幅延長は避けられないとの声が出ています。これに対して、民進党は「会期が大幅に延長されれば加計学園問題の追及を続けられるので、安倍政権へのダメージを与えることができる」と目論んでいます。いわゆる“共謀罪”法案の行方は、加計学園の問題と絡んで終盤国会は混沌(こんとん)としてきました。

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