韓国の調査船がEEZ内に 岸田大臣「強い抗議を」[2017/05/19 23:34]

 韓国の海洋調査船が島根県竹島周辺の日本のEEZ(排他的経済水域)内でワイヤのようなものを海中に投入していることについて、岸田外務大臣は「同意なく実施することは受け入れらない」と厳しく批判しました。

 岸田外務大臣:「EEZにおいて、我が国の事前の同意なく海洋の科学的調査を実施するということは受け入れられない。強い抗議を行っている次第である」
 海上保安庁によりますと、17日午後、韓国の海洋調査船が竹島の西北西約40キロ付近の日本のEEZ内でワイヤのようなものを海中に投入しているのを巡視船が確認したということです。この調査船は、18日も日本のEEZ内でワイヤのようなものを海中に投入しています。この問題を受け、外務省の杉山次官は「即時中止すべきだ」と李俊揆(イ・ジュンギュ)駐日韓国大使に電話で抗議しました。李大使は「本国に報告する」と応じました。今回の一連の動きについて、ある日本政府関係者は「文在寅(ムン・ジェイン)大統領もその周辺も知らなかったはずだ」と述べ、韓国国内の政治的な動きである可能性が高いとの見方を示しています。

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