統合幕僚長 総理の改憲提案「ありがたい」[2017/05/24 06:10]

 自衛隊制服組トップの河野統合幕僚長は、憲法9条に自衛隊の存在を明記するとした安倍総理大臣の改憲提案について「非常にありがたい」と述べました。

 河野統合幕僚長:「いち自衛官として申し上げるならば、自衛隊というものの根拠規定が憲法に明記されるということになれば非常にありがたいとは思います」
 安倍総理は、憲法9条を改正して2020年までに自衛隊の存在を明記することを目指す方針を示しています。河野統幕長は「統幕長として申し上げるのは適当ではない」としながらも、自衛隊にとっては好ましいとの考えを示しました。また、相次ぐ北朝鮮のミサイル発射について「核弾頭の小型化が進んでいるかどうかは楽観してはいけない」としたうえで、「時間を与えれば小型化の技術を持つ可能性は高い」と述べました。河野統幕長は、今後も情報分析や警戒監視などを一層、強めていく方針を示しました。

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