120年ぶり民法大改正 時代に沿った“新ルール”[2017/05/26 20:02]

 消費者や企業などの契約ルールを見直す民法改正案が26日午前の参院本会議で採決され、賛成多数で成立しました。約120年ぶりの大改正になります。

 民法は明治時代に制定されてからほとんど変更されず、裁判の判例を積み重ねて時代の変化に対応してきました。今回はインターネット取引の拡大といった生活環境の変化に合わせ、債権の消滅時効を原則5年に統一したり消費者の利益を一方的に害する約款(やっかん)の条項は無効とするなど、新たなルールが設けられました。公布から3年以内に施行されます。改正民法の成立により、参議院では週明けから「テロ等準備罪」、いわゆる“共謀罪”法案の審議に入ります。

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