菅長官「排他的経済水域内に落下したとみられる」[2017/05/29 06:45]

 北朝鮮が29日朝早く、東部の元山(ウォンサン)付近から東に向けて飛翔(ひしょう)体を発射したことを受け、菅官房長官が会見しました。

 菅官房長官:「本日、5時40分ごろ、北朝鮮東岸より弾道ミサイルが発射され、日本海の我が国の排他的経済水域内に落下したとみられます。なお、現時点において、付近を航行する航空機や船舶への被害報告等の情報は確認されていません。総理には本件について直ちに報告を行い、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して迅速に的確な情報提供を行うこと、航空機・船舶などの安全確認を徹底をすること、不測の事態に備え、万全の態勢を整えること、以上の3点について指示がありました。また、政府においては、官邸危機管理センターに設置してある官邸対策室において情報収集、さらに緊急参集チームを招集し、対応について協議します。今回の弾道ミサイルの発射は、航空機や船舶の安全確保の観点から極めて問題のある行為であるとともに、安保理決議等への明白な違反であります。我が国としては、このような北朝鮮による度重なる挑発行為を断じて許すことはできず、北朝鮮に対し、厳重に抗議を行い、最も強い表現で非難しました。引き続き情報の収集・分析に全力を挙げ、今後、追加して公表すべき情報を入手した場合は速やかに発表する予定です」

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