政治

2017年5月29日 11:46

総理「米国と具体的な行動取る」 圧力徹底も指示

2017年5月29日 11:46

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 北朝鮮が29日朝早く、弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ(排他的経済水域)内に落下したとみられると発表しました。日本政府はNSC(国家安全保障会議)を開き、安倍総理大臣は北朝鮮への圧力を徹底するよう指示しました。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 安倍総理は北朝鮮を強く非難するとともに、アメリカをはじめ、国際社会との連携を強化していく考えを強調しました。
 安倍総理大臣:「度重なる警告を無視して挑発を続けていることは、断じて許すことはできません。北朝鮮を抑止するために、米国とともに具体的な行動を取っていきます」
 政府は北朝鮮に対して厳重に抗議を行いました。また、安倍総理は北朝鮮への圧力を強めるよう指示を出しています。今回、発射されたミサイルについて稲田防衛大臣は、高度が約100キロという低い軌道で飛んだことを明らかにしました。政府は北朝鮮がミサイルを発射した狙いや、これまで3週連続で発射したこととの関連性について分析を進めています。ただ、確定的ではないものの、今回、発射されたミサイルは複数だったという情報もあります。政府高官は日本のEEZのぎりぎり内側に落としたと推測していて、北朝鮮のミサイルの精度が高まっていることを示唆しています。

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