「待機児童ゼロ」先送り “保育整備”新計画発表へ[2017/05/31 11:50]

 政府は、来年3月末までに達成するとした「待機児童ゼロ」の目標を3年、先送りする方針を固めました。2020年度までに22万人分の保育の受け皿を整備する新しい計画を安倍総理大臣が31日にも発表します。

 新たな計画では、2018年度からの3年間で新しく22万人分の保育の受け皿を整備して待機児童ゼロを達成するとしています。さらに、その後の2年間で10万人分を追加し、5年間で合わせて32万人分の受け皿を整備するとしています。政府は、これまで全国に約2万3500人いる待機児童を来年3月末までにゼロにする目標を掲げてきました。しかし、女性の就業率が高まり、受け皿の整備が間に合わないことなどから、安倍総理は目標達成は厳しいという認識を示していました。

こちらも読まれています