総理「国際社会と連携していく」“共謀罪”法が成立[2017/06/15 11:45]

　「テロ等準備罪」、いわゆる“共謀罪”を新設する法律が参議院本会議で15日朝に採決され、与党などの賛成多数で可決・成立しました。

　“共謀罪”法を巡って与党側は、参議院の法務委員会での採決を省略して本会議で直接、採決する「中間報告」の手続きを行いました。これに対して野党側は、参議院で議院運営委員長の解任決議案、衆議院でも内閣不信任決議案を提出するなど徹底抗戦を続けて徹夜の国会となりました。“共謀罪”法は午前8時前に成立しました。18日までの国会の会期は延長しない方針です。
　民進党・蓮舫代表：「この強行な採決の仕方は安倍内閣にとって当たり前になってきたなというのが正直、正直、言論の府をあまりにも軽視していると怒りを覚えます」
　安倍総理大臣：「東京オリンピック・パラリンピックを3年後に控えているわけであります。一日も早く国際組織犯罪防止条約を締結をし、テロを未然に防ぐために国際社会としっかり連携していきたい」