“陸自オスプレイ”の配備先難航 米に駐機も検討[2017/08/21 15:00]

 陸上自衛隊が導入する新型輸送機「オスプレイ」の佐賀空港への配備を巡り、防衛省は地元との調整が難航していることから、陸上自衛隊の駐屯地に暫定的に配備する調整を始めました。

 陸上自衛隊は尖閣諸島などを含む南西諸島の防衛力を強化するため、オスプレイを17機、新たに導入する方針で、来年度には5機、納入されることが決まっています。配備先については新設する水陸機動団の移動が便利な佐賀空港が最適と判断しましたが、地元の反対の声が根強く、必要な用地を取得するめどは立っていません。そのため、防衛省は暫定的に陸上自衛隊の駐屯地に配備する検討を始めました。熊本県の高遊原分屯地などが候補に挙がっています。しかし、駐屯地への暫定配備も難航が予想され、防衛省は納入後も当分の間、アメリカに駐機させることも検討しています。

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