共同経済活動の協議進む北方領土 色丹島はいま…[2017/08/22 07:07]

 日本とロシアの間で北方領土での共同経済活動について協議が進むなか、4島のうちの1つ「色丹島」にテレビ朝日のカメラが入りました。

 色丹島には戦前、約1000人の日本人が生活していましたが、現在は約3000人のロシア人が暮らしています。国後島や択捉島に比べ、自然が多く残るこの島でもロシアによる開発が進んでいました。島の玄関口の穴澗湾には今年、完成した新しい桟橋が。港では大規模な魚の加工工場が建設中でした。工場関係者によりますと、この工場が完成すれば一日300トンの生産能力が1000トンにまで増えるといいます。共同経済活動を巡っては、来月の日ロ首脳会談で実施する事業の絞り込みを進める方針ですが、現地ではすでにロシアによる開発が着々と進んでいます。

こちらも読まれています