羽田孜元総理が死去 82歳 大蔵、外務大臣など歴任[2017/08/28 13:20]

 1993年に自民党を離党し、政権交代の立役者となった羽田孜元総理大臣が28日、亡くなりました。82歳でした。

 羽田元総理は1969年の衆議院選挙以来、14回連続当選して1985年に農水大臣として初入閣し、1991年には宮沢内閣で大蔵大臣を務めました。政治とカネの問題や選挙制度の見直しなどに特に熱心な「改革派」で、1993年には政治改革の実現を訴えて宮沢内閣不信任案に賛成し、自民党を離党して新生党を結成しました。直後の選挙で自民党を過半数割れに追い込み、政権交代を実現して細川内閣で副総理兼外務大臣を務めました。1994年には細川内閣の総辞職を受け、第80代総理大臣に就任しました。しかし、社会党の連立離脱により、わずか64日の短命政権に終わりました。2012年の選挙に立候補せず、政界を引退しました。

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