前原体制は前途多難 山尾氏の起用撤回に嘆きの声も[2017/09/05 17:17]

 新体制初日からまさかの事態です。5日、民進党の両院議員総会が行われ、幹事長に内定していた山尾志桜里議員の人事が撤回されるなど早くも不協和音が。山尾氏は幹事長どころか何の役職にも就いていませんが、これは一体、何があったのでしょうか。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 まさに山尾氏は巡る人事は二転三転し、結局、無役という結論でした。新執行部は一番の目玉を失った形となっています。前原代表は、党の刷新感をアピールすることや若手の不満を解消するために、当選2回の山尾氏を幹事長に抜擢(ばってき)するはずでした。ところが、代表選で自らを応援した議員たちからの不満が噴出し、いったんは代表代行への差し替えを決断しました。しかし、さらに山尾氏本人のスキャンダルが近々、週刊誌で報道されるとの指摘が上がり、結局は何の役職にも就けないという判断に至りました。山尾氏から両院総会の前に電話をもらったある議員によりますと、「代表代行を受けるかどうかも相当、悩んでいた」ということです。若手からは「この党はもう終わった。解党するしかない」という嘆きの声が上がっていて、今後、さらに離党者が出る事態も予想されます。

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