安倍総理大臣は、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を行うため、まもなくウラジオストクへ出発します。北朝鮮への圧力強化に向け、プーチン大統領に直接、働きかける考えです。
(政治部・原慎太郎記者報告)
今回の首脳会談では、核実験の強行を受け、北朝鮮への制裁強化に向けた話し合いが焦点となります。日本やアメリカは、石油の輸出制限などより厳しい制裁を含む新たな国連安保理決議の採択を目指しています。ロシアは制裁強化に反対していることから、安倍総理はプーチン大統領に直接、協力を求めます。一方で、両首脳は北方領土問題の解決に向け、北方四島における共同経済活動で観光や風力発電、海産物の養殖など5項目を対象事業とすることで合意する見通しです。さらに、安倍総理は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とも首脳会談を行い、北朝鮮情勢について意見交換します。ロシアを引き込んで、国際社会の北朝鮮包囲網を作ることができるか安倍総理の手腕が問われます。
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