安倍総理大臣がロシアに圧力強化を働きかけへ[2017/09/07 05:54]

 ウラジオストクを訪れている安倍総理大臣は7日午後にプーチン大統領と会談し、北朝鮮への圧力強化に向けた協力を直接、働き掛ける考えです。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 今回の首脳会談は石油の輸出制限など、より厳しい制裁に慎重なプーチン大統領を安倍総理がどれだけ説得できるかが焦点です。安倍総理が直接、「いかに危機感を持っているか」ということを説明することで、プーチン大統領から「晋三がそこまでいうなら」と満額回答ではなくても譲歩を引き出せるかが鍵です。一方で、両首脳は北方領土問題の解決に向け、北方四島における共同経済活動で観光や風力発電、海産物の養殖など、5項目を対象事業とすることで合意する見通しです。また、安倍総理は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とも首脳会談を行い、北朝鮮情勢について意見交換します。安倍総理としてはこれまで築いてきたプーチン大統領との個人的な信頼関係を生かして、ロシアを国際社会の北朝鮮包囲網に引き入れたい考えです。

こちらも読まれています