合流で全国的ブームに? 自・公に危機感広がる[2017/09/27 17:05]

 「希望の党」結党会見が行われた27日、急転直下で民進党との合流に向け、最終調整が進んでいるという情報が入ってきました。迎え撃つ与党は、この動きをどう見ているのでしょうか。自民党、公明党が恐れていた事態が現実になりつつあるのではないでしょうか。

 (政治部・小西弘哲記者報告)
 日々、自民党、公明党を取材していても希望の党の動きが活発化するに従って危機感も募らせているという状況です。
 自民党・塩谷選対委員長:「厳しく受け止めて、自公結集して政権選択の選挙を戦い抜きたいと思っている」
 東京選出の自民党議員は「東京の選挙区だけで、10議席は減らすことになるんじゃないか」との見立てを示しています。さらに、自民党幹部は「民進党が小池新党に全部、吸収されたら怖い」と話しています。これまで、与党側は希望の党だけでは全国的に組織もなく、候補者の擁立もままならないだろうとみて、影響は東京、もしくは首都圏だけだろうとみていました。しかし、民進党と合流すれば全国的に候補者が擁立できて組織も手に入ることから、全国的なブームになるのではないかと警戒感を示し始めました。ある公明党の関係者は「民進党の看板を希望の党にかけ替えられるのは脅威だ」と危機感を募らせています。統一名簿についてですが、政府高官は「統一名簿を作るには、民進党を解党する必要がある」と指摘していて、民進党がそこまで踏み込んだ動きをできるのか注視する考えです。

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