小池氏、民進党の全員受け入れ「さらさらない」[2017/09/29 11:45]

 希望の党の小池代表は民進党の前原代表と29日朝、会談しました。民進党は28日、今回の選挙に立候補する議員全員について、希望の党の候補者として公認を申請すると決めました。しかし、小池代表は公認する議員は政策が一致するかで選別するとしていて、29日も「全員を受け入れる気はさらさらない」と話しました。

 (政治部・延増惇記者報告)
 希望の党は30日、一次公認を発表する予定であることが分かりました。ただ、早速、両者の考えの違いが明らかになったことで衝撃が広がっています。
 希望の党・小池代表:「様々な観点から絞り込みをしていきたい。全員を受け入れることはさらさらない」「(Q.三権の長は遠慮頂きたいとの話あったが選別するのか?)それも一つの考えだと思うが、総合的に考えたい」
 民進党・前原代表:「政権交代を実現するためにはどうしたら良いか。細かい話はせずに大所高所からしっかりやっていこうと確認」
 総理大臣経験者を排除するという案が浮上していることについて、野田前総理は、細野氏を念頭に「先に離党した人の股をくぐる気はない」と述べました。そして、小池代表らの判断に任せるとしたうえで、希望の党の公認が得られなければ無所属で立候補する考えです。また、あるリベラル系の前議員も「自分の考えを曲げてまで小池さんに抱き付きたくない」と話していて、無所属で立候補する意向を固めました。ある希望の党関係者によりますと、「国会議員だった人の3分の1をカットする可能性がある」ということです。ある民進党幹部は「合格通知を待つ受験生の気分だ」と話していて、小池氏の判断を待ちながら戦々恐々としています。

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