公認発表をまた延期へ 新党か合流か 最終攻防[2017/10/01 21:05]

 希望の党の小池代表から「党まるごとではない」と排除の論理を突き付けられた民進党の議員から「新党の立ち上げを検討する」という新たな動きが出てきています。1日午後9時がすぎた今も事態は動いているようです。民進党の本部前から報告です。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 希望の党は、2日を目指していた一次公認を延期することを決めました。先月30日に続く2度目の延期で、やはり候補者調整が相当、難航していることが分かります。そして今、民進党本部には前原代表の車が止まっています。民進党本部には、前原代表と玄葉元外務大臣が残っていて、調整を続けています。玄葉氏は1日、若狭氏との調整を2度にわたって行いました。1度目は午後0時から2時間以上にわたって、そして、さらに午後6時すぎから午後8時ごろまで2時間以上、交渉しています。そして、2度目の交渉には、民進党を離党して希望の党に移った細野元環境大臣も参加しています。いわば、玄葉氏と若狭氏の利害は対立する関係にあるので、民進党のことをよく知っている細野氏も入ることで、何とか決着点を探っているものと思われます。そして、この交渉に参加していた1人は「だいぶ良いところまできた。ただ、選挙区変更もあるし、ごめんなさいもある」と語っています。この一次公認の結果次第では、民進党の分裂、さらには枝野氏を代表にした新党構想まで浮上している状況です。最大の支援団体である連合幹部も「あすの朝がぎりぎりだ」と話していて、一刻も早い決着を固唾をのんで見守っているような状況です。

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