枝野氏“リベラル系新党” 希望の党は調整大詰め[2017/10/02 11:45]

 民進党の枝野代表代行は、リベラル系の前議員らと新党を結成する方針を固めました。2日に記者会見して表明する見通しです。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 枝野氏は連合の神津会長との会談を終えました。新党の立ち上げについて理解を求めたものとみられます。
 民進党・枝野代表代行:「現状の状況について直接、具体的にご報告して、私の考えている方向性についてお話しさせて頂いた」
 一部の前議員に対しては、希望の党の公認を受ける場合には「限定的な集団的自衛権の行使を容認する」などと書かれた誓約書へのサインを求める動きが出ていました。また、そもそも公認が認められないという情報も飛び交っていて、連日、相談を受けていた枝野氏は事態を放っておけないとして新党の立ち上げを決断しました。メンバーには、長妻元厚生労働大臣や辻元幹事長代行らの名前が挙がっています。一方で、希望の党と民進党の候補者調整は大詰めを迎えていますが、2日中の第1次の公認は見送られました。民進党で希望の党への合流を望む人には、午後4時までに意思表示をするように通知が回っています。枝野氏は2日中に記者会見を開く予定です。公示が迫るなか、希望の党とは別に新たなリベラル系の新党が立ち上がるという異例の事態となっています。

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