森友加計、消費税、野党再編、憲法…8党首が討論会(2017/10/08 17:35)

 衆議院選挙の公示まであと2日に迫るなか、日本記者クラブ主催の討論会で8党の党首が直接対決しました。森友学園や加計学園の問題をはじめ、消費税の引き上げなどを巡って激しい議論となりました。

 希望の党・小池百合子代表:「加計・森友問題についても十分な納得が国民の間にいっていないのではないか?」
 自民党・安倍晋三総理:「私もこれまで予算委員会や閉会中審査で丁寧に説明を重ねて参りました。委員会のなかで明らかになったことは、前川さんも含めて私から言われた、あるいは私が関与したと言った方は一人もいないことは明らかになっている」
 共産党・志位和夫委員長:「冒頭解散を強行した理由はただ1つ、森友・加計疑惑隠し。これ以外にないのでは?」
 自民党・安倍晋三総理:「そんなことは隠しようもありませんし、隠すつもりもありません」
 社民党・吉田忠智党首:「(加計氏と昭恵夫人に)総理の決断で国会証人としておいで頂きたい」
 自民党・安倍晋三総理:「私の妻については、私が代わって十分に話をさせて頂いている。そして、加計氏はご本人が決めること」
 日本維新の会・松井一郎代表:「増税をお願いする限りは、国会議員が身を切る改革をやると。国会議員の2割カットがいつの間にか終わり、満額支給となっている。増税をするなら、国会議員自ら約束を果たすべきだ」
 自民党・安倍晋三総理:「身を切る覚悟をしっかり示さなければならない。安倍政権ができてから2回にわたって議員定数を削減した。1つの内閣で2回も定数削減した内閣は日本にはなかったのではないでしょうか」
 立憲民主党・枝野幸男代表:「経済格差の拡大はむしろ貧困を増やし、消費する購買力を減らし、消費にマイナスになっているのではないか」
 自民党・安倍晋三総理:「正しい政策を進めていけば経済は成長していく。格差については安倍政権ができて15年間、ずっと下がってきた。希望の党は消費税を凍結すると言っているが、給付型奨学金の大幅な拡充、教育無償化も言っているが、その財源は示していない」
 希望の党・小池百合子代表:「好景気に対しての実感が伴ってないなか、消費税の増税は一体どういうものなのか。いったん立ち止まりましょうと申し上げている。要はパラダイムを変えていこうということ」
 公明党・山口那津男代表:「民進党出身者の方々を100名も超えて公認を出した。そういう候補を抱えていることについて小池代表はどのように認識されているか」
 希望の党・小池百合子代表「全く新しい党です。北朝鮮情勢が大変厳しい、国際情勢も厳しいなかにおいて、リアルな政治を進めていくことで一致している」
 日本のこころ・中野正志代表:「小池さんと前原さんがどんな話をしたのか。これこそ完全な密室政治です。説明責任を果たしてもらいたい」
 希望の党・小池百合子代表:「全くそれは質問の内容と事実は違います。今回、民進党から合流ということではない。基本的な考え方が一致された方々に入って頂いているので、正しくそのことによって新しい政党ができた」
 公明党・山口那津男代表:「小池さん側からは全員を受け入れる気持ちはさらさらない、排除します。こう言われて排除されてはたまらないと新しい党を作ったようにも見える」
 立憲民主党・枝野幸男代表:「前原代表は民進党の理念と政策を希望の党のなかで実現すると明確に言っている。私はそう簡単にはいかないと思ったが、暮らしの足元にしっかりと光を当てる、そういうことで党を立ち上げた」

 3極争いの構図となっている今回の衆議院選挙ですが、各党の公約が出そろいました。「憲法改正」特に9条について各党の立場をまとめます。

 まずは、与党側から見ていきます。自民党ですが、「自衛隊の明記」「教育の無償化」など4つの項目を中心に憲法改正を目指すとしています。また、安倍総理大臣は「自衛隊の明記」に関連して、文民が軍隊を指揮監督する、いわゆるシビリアンコントロールもあわせて書き込む考えを明らかにしています。一方、公明党は、9条の改正には慎重です。自民党が掲げている「自衛隊の明記」については「理解できないわけではない」としながらも自衛隊について「国民は憲法違反の存在とは考えていない」としています。そして、日本のこころです。「自主憲法の制定」を掲げていて、「国際的な平和活動に協力するため軍を保持する」と明記しています。続いて、保守系野党を見てみます。希望の党は、「9条を含めて憲法改正の議論を進める」としたうえで、「国民の知る権利や地方自治の分権」を明記するとしています。日本維新の会は、「教育の無償化」や「道州制の実現」など5つの項目を柱にして憲法改正を目指しています。そして、「国際情勢の変化に対応し、国民の生命・財産を守るため9条を改正する」としています。そして、リベラル系野党です。立憲民主党は、憲法改正の論議は進めるとしつつも、「安保法制を前提とした9条の改悪に反対」するとしています。共産党は、安倍政権による憲法9条改正に反対。憲法の前文を含む、すべての条項を守るとしています。自衛隊は違憲だという立場です。そして社民党も、「平和憲法は変えさせない」として9条の改正に反対、「憲法を生かす」をスローガンに、具体的な法制度の整備を迫るとしています。

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