衆院選 “三つ巴”の構図 序盤戦の情勢は?(2017/10/12 17:23)

 衆院選の公示から2日。自民・公明の与党に対し、希望・維新の保守系野党と立憲・共産・社民のリベラル系野党。この3つの勢力が争う構図となっているが、序盤戦の情勢が見えてきた。

 まだまだ序盤と思いきや、投開票日まであと10日となった衆議院選挙。選挙戦は自民・公明の与党に対して、希望・維新の保守系野党と立憲・共産・社民のリベラル系野党の3つの勢力が争う構図だ。しかし、序盤の情勢は与党有利とみられている。理由は289ある小選挙区のうち与野党の一騎打ちが57なのに対し、野党乱立型が227で全体の8割を占めるため、政権批判票が分散し、与党が過半数を大きく上回る勢いとなっている。野党共闘が崩れ、安倍政権への批判票が分散したことに加え、希望の党・小池代表が出馬するか、しないかに批判の焦点を合わせ、出鼻をくじいたことが功を奏したとみられる。しかし、公明党は候補を立てた9つの小選挙区のうち与野党1対1に持ち込まれている選挙区で苦戦している。対する野党は小池代表が「安倍1強リセット」を訴え、「安倍対小池」の構図を全面に押し出して巻き返しを狙う。日本維新の会は、安倍政権の補完勢力との批判をかわすため、地方分権や情報公開を訴えている。一方、立憲民主党は「今までになく、反応がいい」と強調。特に安倍政権に批判的な女性票の受け皿になっている。その立憲民主党と連携する共産党は思いのほか、立憲民主党の勢いに押されているという。社民党は現有勢力の確保を、日本のこころは議席獲得を目指している。与党が追い風のなか、自民党・二階幹事長から引き締めを図る「緊急通達」が各候補者に送られた。
 二階幹事長の「緊急通達」:「今回の選挙戦の現状は、一瞬たりとも楽観を許さない極めて厳しいものであることを、肝に銘じていただきたい」

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