野党“もうひと再編”か 希望、立ち位置固まらず[2017/10/23 11:54]

 野党の今後の動きです。立憲民主党が躍進して野党第1党となった一方、希望の党は失速しました。野党が安倍政権にどう対抗していくかが課題です。

 (政治部・延増惇記者報告)
 野党では「一つの党に再結集すべき」との声も上がっていますが、様々な思惑が交錯していて、方針は定まっていません。
 立憲民主党・福山幹事長:「立憲民主党の立ち位置をしっかりしながら、永田町の単なる数合わせにはくみしないというスタンスでやりたい」
 立憲民主党の幹部らは23日午前、連合本部を訪れて支援を呼び掛けました。この後、役員会を開きますが、党内では「無所属組と統一会派を結成すべき」との声がある一方、希望の党との連携については「理念が一致しないから分裂したんだ」と否定的な声が強まっています。その希望の党ですが、小池代表は「何でも反対ではない野党であるべき」と対案路線を強調しています。ただ、ある希望の党の当選者は「自民党と連携するならこの党にはいられない」と早くも離党を検討しています。希望の党は25日に小池代表出席のもと、両院議員懇談会を開きますが、あるベテランは「小池頼みはもうだめだ」と話すなど、その求心力は低下しています。

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