“大物無所属”今夜会合へ　立憲民主今後はどう出る[2017/10/23 17:00]

　選挙の結果を受け、野党第1党になった立憲民主党を軸に野党再編を加速させるべきだという声が上がっています。この動き、今後はどうなっていくのでしょうか。

　（政治部・白川昌見記者報告）
　今後は立憲民主党を軸に野党再編が進んでいくのは間違いありません。ただ、野合のように移れば一気に国民の支持が離れる恐れもあることから、慎重に進めていこうというのが関係者の一致した思惑となっています。
　立憲民主党・福山幹事長：「立憲民主党の立ち位置をしっかりしながら、永田町の単なる数合わせにはくみしないというスタンスでやりたい」
　立憲民主側は「考えが違うから分裂したのに、簡単に一緒になっては国民に納得してもらえない」と今はあくまで慎重なスタンスです。そんななか、民進党を離党せずに無所属で立候補した野田前総理大臣や岡田元外務大臣らが23日夜、今後の対応を話し合う予定であることが分かりました。ある出席予定者は「今は立憲民主党の勢いをそがないためにも急がない」としつつも、「与党に対抗するには野党が一本化するしかない」と国会対応での連携や将来的な合流を模索しています。一方で、希望の党側からは小池代表の不人気を嘆いたうえで、「これから離党者が続出するのではないか」「希望の党はいずれは空中分解する」と悲観論が上がっています。あるベテラン議員は「分裂によって安倍政権にこれだけの大勝を許してしまった野党がふがいない」と話していて、野党結集の流れをつくっていくと強調しています。