総理、ドゥテルテ氏と会談 海上警備能力強化を支援[2017/10/31 07:02]

 安倍総理大臣はフィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、中国の南シナ海への進出を念頭に、フィリピンの海上警備能力強化に向けた支援を表明しました。

 安倍総理大臣:「海上保安庁が今月、設立した能力向上支援のためのモバイルコーポレーションチームが来月、マニラで初の研修訓練を実施する予定です」
 日本側としては大型巡視船を供与するなど、フィリピンの海上警備能力を強化させることで、南シナ海の軍事拠点化を進める中国を牽制(けんせい)する狙いがあります。
 一方、経済面では今後5年間で地下鉄や防災設備など、総額1兆円規模のインフラ支援を実施することで合意し、共同声明を発表しました。また、会談では北朝鮮問題について、国連安保理の制裁決議を完全に実施することを確認しました。

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