希望の党が代表選告示 玉木氏と大串氏の一騎打ちへ[2017/11/08 11:53]

 希望の党は8日、国会議員の代表となる共同代表の選挙を告示しました。玉木衆議院議員と大串衆議院議員による一騎打ちになります。

 (政治部・延増惇記者報告)
 党内からは「“小池派”の玉木氏と“反小池派”の大串氏の戦いだ」という声も上がり、政策で真っ向から対立します。
 希望の党・玉木衆院議員:「この新しくできた政党を日本の未来を担う核となる政党にしていく。この1点だ」
 希望の党・大串衆院議員:「憲法9条に関しては、今の段階で改正は不要だという立場は明確にしていきたい」
 玉木氏は憲法9条の改正については「議論を深める」とし、安保法制は「憲法にのっとって運用する」とするなど小池路線を踏襲します。一方、大串氏は「憲法9条の改正は不要とする」ほか、「安保法制は容認しない」というこれまでの民進党路線です。玉木氏は小池代表に近い細野元環境大臣など、希望の党の結成メンバーから支持を受けていて優勢です。しかし、大串陣営の一人は「こちらが勝てば小池体制をリセットさせることができる」と意気込んでいます。投票は10日に行われますが、この路線対立の解消は難しく、分裂含みの様相は続きます。

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