日ロ首脳会談 北朝鮮の核・ミサイル問題で連携確認[2017/11/11 05:50]

 APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に出席するためベトナムを訪れている安倍総理大臣は、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を行い、北朝鮮の核・ミサイル問題で連携することを確認しました。

 安倍総理としては、北朝鮮への強い影響力を持つロシアを引き入れて国際社会の包囲網を強化したい考えです。
 安倍総理大臣:「北朝鮮の問題については、先般の安保理の制裁決議をともに厳格に履行していくことを確認し、引き続き緊密に連携していくことで一致をしました」
 一方、懸案の北方領土問題では、元島民の航空機による墓参りを来年も実施することで合意しました。また、共同経済活動については、養殖や観光などの分野について来年の春までに具体化を目指す方針で一致しました。日本側は「来年3月のロシア大統領選挙までは領土問題での譲歩の可能性は低い」とみていています。その先の来年5月、安倍総理のロシア・サンクトペテルブルク訪問に向けて領土問題を進展させるべく環境整備をしておきたい考えです。

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