「北朝鮮への圧力を最大化」日米豪首脳会談で一致[2017/11/13 16:58]

 ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議が行われているマニラでは、安倍総理大臣が再びトランプ大統領と会談しました。北朝鮮問題など、どんな話が出たのでしょうか。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 13日に行われたのは安倍総理とトランプ大統領、そして、オーストラリアのターンブル首相との3カ国の首脳会談でしたが、最大のテーマは北朝鮮問題でした。
 安倍総理大臣:「北朝鮮の問題をはじめ、地域の平和と安定のために資するような議論をしたい」
 関係者によれば、会談は同席者の数を抑えた少人数会合で首脳同士が本音で話す場面もあったということです。会談では3カ国の結束を確認したうえで、「あらゆる手段で圧力を最大化する」という方針で一致しました。また、まもなく日本とASEAN諸国との首脳会談が行われます。ASEAN加盟国はいずれも北朝鮮との外交関係があって、安倍総理としては圧力の最大化に向けて連携を確認したい考えです。この会議は議長声明を取りまとめる予定です。ASEANの内部では大量破壊兵器の開発に深刻な懸念があるという一定の共通認識はあるのですが、北朝鮮との距離感によって温度差があるのも事実です。この後に行われる日本との会談も含めて、この表現をどの程度強められるかが焦点となります。

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