経済、北朝鮮で論戦 民進“分裂”で「迫力不足」?[2017/11/21 11:52]

 国会は参議院で代表質問が始まりました。民進党の大塚代表は経済政策や北朝鮮問題などについて、安倍総理大臣を追及しました。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 大塚代表は実質賃金が改善せず、格差が拡大している現状を指摘したうえで、経済政策の転換を迫りました。
 民進党・大塚代表:「経済が良くなれば生活が良くなるのではなく、生活が良くなれば経済が良くなる。そのような考え方に転換して経済政策を組み立て直すおつもりはないか」
 安倍総理大臣:「成長し、富を生み出し、それが国民に広く均てんされ、多くの人たちがその成長を享受できる社会を実現していきます。格差が固定化しない、同時に許容し得ない格差が生じない社会を構築していくことが重要な課題です」
 また、大塚代表は北朝鮮問題について、「対話と圧力のバランスをどう考えているのか」とただしました。安倍総理は「圧力を最大限に高め、北朝鮮から対話を求めてくることが大切だ」とこれまでの主張を繰り返しました。民進党が立憲民主と希望に分かれたことで「迫力不足だ」と嘆く声も党内からは上がっています。無所属の会を含めて野党が連携できるかが課題です。

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